2006年11月30日

真空管アンプキット(その2)

 11月21日の記事に書いた、三栄無線の6BQ5真空管アンプキット(SA-530A)が出来上がりました。とりあえず音は出ているので、写真を撮ってみました。内部は、また時間のある時に撮影してみます。

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 キットの回路通りには作らなかった部分もあり、特にボリューム、ヘッドフォン出力を省いたので、よけいな穴が開いています。(ボリュームは、あった方が良かったかも知れません。)
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2006年11月29日

真空管(Sylvania JAN-5814A)

 5814という型番の真空管は、11月25日の記事にある、12AU7(ECC82)の高信頼管です。RCAのTube Manualを見ると、"premium type"と書かれています。ここに載っている真空管は、アメリカのSylvaniaの製造で、軍用のJAN型番です。期待に違わず、がっちりした作りです。ダブル・マイカで電極も丈夫そうだし、「アメリカ製の高信頼管」というイメージに合っています。同じ高規格管でも、東芝製の通測管とは、ずいぶん雰囲気が違います。

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2006年11月28日

真空管(JJ EL84)

 11月22日の記事に載せたECC83Sと同じ、スロバキアのJJ Electronicsによる製造の、EL84という小型出力管です。EL84は、もともとPhilipsの開発した真空管で、高感度、小型で丈夫という事で、真空管時代末期には、一番ポピュラーなオーディオ出力管のひとつでした。アメリカ、日本での型番は6BQ5、やや規格を大きくしたものが7189です。ギターアンプ用として需要があるらしく、現在でもロシアなどで生産が続けられています。細長く、スマートなスタイルの真空管です。

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 JJのEL84は、内部構造に特徴があるようには見えませんが、これもガラスが厚くて透明度が高く、きれいな真空管です。よく言われるのですが、ボヘミアン・グラスの伝統が生きているのでしょうか。

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2006年11月27日

真空管(Philips-ECG JAN-5687WB)

 この5687という真空管は、内部抵抗が低く、とてもパワフルなドライバー管として、オーディオでよく用いられている球です。もともとはコンピューター用に開発された球のようで、(私は入手していませんが)IBMのブランドの入った球もあるようです。外形は決して大きくないのですが、ヒーター電力もパワー管並で、小型パワー管としても使えるそうです(発熱は大変でしょうけれど)。
 ここにある写真の球は、Philipsの子会社となったアメリカのECGという会社の製造によるもので、軍用のJAN番号が付いた高信頼管です(とは言っても、現在はけっこう安い価格で流通しています)。「W」が付いているので、耐震タイプだろうと思います。たしかに内部を見ると、荒っぽい感じも受けるのですが、がっちりした構造になっています。どう使おうか、見ていて楽しくなる真空管です。

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2006年11月26日

真空管(東芝 12AT7WA 通測用)

 前の記事と同じ、東芝製造の真空管です。やはり電圧増幅用ミニチュア管の一種で、型番は12AT7WA(通測用)となっています。これも、オーディオ用電圧増幅管としてポピュラーな12AT7(ECC81)の仲間で、「W」と付くのは、耐震性が高いという事のはずです。(「A」は、よく付いている記号で、低雑音というくらいの意味と思います。)

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 これも、大変きちんと丁寧に作られた真空管に見えます。さらに良く内部を見ると、電極を支えるマイカ板が二重になっており(ダブル・マイカと呼ばれます)、さらに金属の支柱も太めに見えます。この辺が、耐震性を高める構造なのでしょう。
 下の写真では、内部構造がよく見えますが、ガラスの形も12AU7とは異なる事が分かります。肩が張った、ちょっといかめしい感じのスタイルです。東芝製の、たぶん同時期に作られた真空管でも、いろいろな個性があるようです。

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2006年11月25日

真空管(東芝 12AU7 通測用)

 日本の真空管製造は、もうずいぶん昔に終わってしまったのですが、全盛期の日本製の真空管の品質の良さには定評があります(オーディオ的には、必ずしも人気がある訳では無いようですが)。この真空管は、東芝製造の、電圧増幅用ミニチュア管12AU7の通測用(通信、測定用)です。「通測用」と言うのは、一般民生用より高規格品という事だろうと思います(選別品かも知れません)。昔の東芝のロゴと、「通測用」という漢字での表示が、今となっては新鮮な感じがします。

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 構造的に特別な部分は何も無いのですが、はめ合わせもきっちりしていて、いかにも丁寧に作られた真空管という感じがします。同じ三極管がふたつ入っているのですが、下の写真を見ると、中の様子がよく分かります。

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 会社名も TOKYO SHIBAURA ELECTRIC(東京芝浦電気)と言う当時の正式名になっていて、印刷もしっかりしています(現在は、「東芝」が正式名称です)。どこから見てもきちんとした、おとなしくて育ちのいい真空管、という風情があります。

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2006年11月24日

真空管(GE JAN-5670W)

 5670という真空管は、もともと高周波の通信機用の真空管ですが、オーディオ用としても使いやすい特性を持っており、製作記事などでもたまに見かけます。民生用の型番は2C51と言い、WE(Western Electric)のWE396Aとも互換という事になっています。でも、この真空管を欲しくなった最大の理由はそのスタイルです。ミニチュア管の中でも特に背が低く、ずんぐりむっくりの、独特の形をしています。大型の出力管と並べると、コントラストが面白そうな感じがします。
 ずいぶん安く売られているのでまとめ買いをしたのですが、アメリカの軍用の真空管のようで、JAN(Joint Army-Navy force)番号が付いています。GEによるアメリカ製造という事になっています。

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 軍用という事で、がっちり作ってあるはずなのですが、このサンプルではマイカが曲がって付いているのが、横にすると目立ちます。それでも、性能には問題ないだろうと思います。

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 軍用の真空管は、製造会社のロゴの入っていない白い箱で出荷されるのが普通のようです。この真空管も、こんな箱に入っていました。製造年月日は、1986年の6月という事なのでしょう。バーコードまで付いています。

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2006年11月23日

真空管(6FM7)

 テレビ用に開発された真空管を、よくテレビ球と呼びます。この真空管も,テレビ球のひとつで、ふたつの種類の異なる三極管がひとつのバルブに入っています。比較的オーディオ用にも使いやすい真空管で,テレビ球にしては割合ポピュラーな6EM7という真空管とほぼ同様の特性で、ソケットがコンパクトロンと呼ばれる12ピンのものになっています。GT管と違って、ハカマと呼ばれるベース部分が無く、ミニチュア管を大きくしたようなスタイルです。
 テレビ球のような真空管は、今ではほとんど生産されていないので、気に入ったものは手に入る時に買っておかないと、もはや入手不可能、という事にすぐなってしまいます。という訳で、少しまとめ買いをしてきました。コンパクトロンのソケットも、あまり今では見かけないので、買っておく必要があるかも知れません。
 今回買った6FM7は、National Electronicsというアメリカの商社の名前が入った真空管で、アメリカ製という事になっています。テレビ球に関しては、どこの会社名が入っていても、どこで作られたかは分かりません。GE(General Electric)やRCA、Sylvaniaなどが有名なのですが、ブランドを気にしても仕方がない感じがします。この真空管は、ガラスもきれいな状態で、比較的製造年月日が新しいのではないかという感じがします。

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 下の写真は、バルブの頭の部分です。分かりにくいのですが、頭頂にも型番と国名が印刷されています。また、よく見るとヒーターの配線が見えます。

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 下の写真は、横にして写したものですが、この角度からだとふたつのユニットが入っているのがよく分かります。内部配線の様子もよく見えます。

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 ミニチュア管と違って、真空を引いた後の封止を下側でしています。こう見ると、ベース部分の厚いガラスの感じが、意外と面白く感じます。

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2006年11月22日

真空管(JJ ECC83S)

 昨日写真を載せた、真空管アンプキットに使える真空管のスペアを買ってきました。真空管アンプの楽しみのひとつは、いろいろな真空管を差し替えて使える所でもあります。この写真の真空管は、スロバキアのJJ Electronicという会社で作られたものです(1990年代に設立された比較的新しい会社で、現在でも生産しています)。電圧増幅用の真空管、12AX7の仲間で、ECC83Sという型番です。12AX7は、現在でも広く使われている真空管なので、いろいろなヴァリエイションが製造されています。これは、昔のテレフンケンの高信頼管の構造に倣ったもので、フレームグリッドのがっちりした構造になっています。プレート電極は小さめで、ショートプレート・タイプと呼ばれるもののひとつです(どうでもいい蘊蓄ですが)。
 以下の画像は、いずれもクリックして拡大画像が表示されます。

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2006年11月21日

真空管アンプキット

 最近、三栄無線というお店の初心者向け真空管アンプキットを製作しています。出来上がったら、製作記をオーディオのページに載せる予定ですが、とりあえず、製作途中の写真を少し載せます。

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 最初は、部品の様子です。このような部品が、しっかり梱包されて宅急便で届きました。

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 真空管は、たったの三本しか使われていません。背の高い2本が出力管で 6BQ5、背の低い1本が電圧増幅用の双三極管で 12AX7(LP)、いずれもソブテックというブランドのロシア製真空管です。けっこうしっかりした作りに見えます。

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 トランスや入出力端子を取り付けた後の、シャーシの内部の様子です。シャーシの中は、まだがらんとしています。

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 シャーシの外から見ると、このような感じです。なかなか、しっかりした作りのシャーシです。今回は、キットに含まれていた音量ボリュームとヘッドフォン出力を付けない事にしたので、よけいな穴がいくつか開いています。

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 普通、電子部品を取り付けてハンダ付けする前に、ワイヤリングを済ませてしまいます。この写真は、電源コード以外のワイヤリングを大体済ませた状態です。電源コードは、間違えてコンセントに差し込むと怖いので、最後に配線します。
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